実は、私自身には忘れられない苦い経験があります。
私は極度のHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)で、人の感情や職場の空気を人一倍敏感に感じ取ってしまう気質を持っています。その繊細さゆえに、これまでに何度も職場を変え、そのたびに自分を責めてきました。
そんな私は以前、ある大手リラクゼーションチェーンで働いたことがあります。 そこでの張り詰めたプレッシャーや環境は、私にとって想像を絶するものでした。極度のストレスから、私の心臓はギュッと冷たくなり、身体が「これ以上は無理だ」と悲鳴を上げているのが分かりました。
結局、私はわずか一か月でそこを辞退しました。
当時は「また続けられなかった」と落ち込みそうになりましたが、今振り返れば、あの時「逃げる」決断をして本当に良かったと思っています。
「心臓が冷たくなる」という感覚。それは言葉のあやではなく、身体が発している切実なサインです。そんな時、どう行動すべきか?HSPという気質を持ち、身体の仕組みを知るセラピストの視点から、当時の私、そして今苦しんでいるあなたへ向けてお話しします。

1. それでも仕事に行くべきか?
結論からお伝えすると、「今日、どうしても自分がいないと世界が止まる」という仕事でない限り、勇気を持ってお休みしてください。
身体が凍りつくほどのストレスを感じている時は、脳も身体も「これ以上のダメージを拒絶する防衛モード」に入っています。特にHSPの方は、五感からの刺激や他人の感情をダイレクトに受け止めるため、非HSPの方よりもはるかに早くエネルギーが枯渇します。
この状態で無理に出勤しても、視野が狭くなってミスが増えたり、さらに深いダメージを負って回復に時間がかかってしまうリスクが高まります。
「休む」という決断は、決して逃げではありません。再起不能になる前にブレーキをかける、自分を守るための責任ある行動です。
2. 自分を守るために、今すぐできる「身体」へのアプローチ
心臓の冷たさを少しずつ溶かしていくために、今すぐできるセルフケアです。自律神経を「休息モード」に切り替えていきましょう。
- 物理的に「首」と「お腹」を温める 温かい飲み物をゆっくり飲む、あるいは首の後ろやみぞおちのあたりに蒸しタオルを当てるなどして、物理的に体を温めてください。身体が温まると、脳は「安全だ」と判断し、自律神経の緊張が和らぎます。
- 五感を「心地よさ」で満たす ストレスで頭がパンパンになっている時は、思考を止めて「感覚」に集中するのが一番です。好きな香りを嗅ぐ、手触りの良い毛布にくるまるなど、心地よい刺激で脳をリラックスさせてあげましょう。
- 頭や首の緊張を緩める 強いストレスを感じている時、頭皮や首の筋肉はガチガチに緊張し、血流が滞っています。こめかみや耳の後ろを、痛くない程度の優しい力でゆっくりと円を描くようにマッサージしてみてください。これだけでも、驚くほど呼吸が深くなります。
3. セラピストからあなたへ:ゴールは「無事に帰ること」
武道や格闘技の世界でも、最大の目的は相手を倒すことではなく**「無事に家に帰ること」**だと言われます。日常のストレス社会も同じです。
戦って勝つことよりも、あなたがあなたらしく、心も体も健やかな状態で明日を迎えることの方が、はるかに大切です。
どうしても自分一人では心の氷が溶けない時、頭や体がカチコチに固まってしまっている時は、ぜひプロの手を頼ってください。
私はHSPだからこそ、あなたが抱える「言葉にできないしんどさ」や、身体の微細な強ばりに気づくことができます。当院では、あなたのその時々の状態に合わせて、3つのアプローチで心身の緊張を解きほぐしていきます。
- 背骨を整える整体 背骨の歪みを整えることで、乱れてしまった自律神経の通り道をスムーズにし、体が本来持っている自然治癒力を引き出します。
- ドライヘッドスパ ストレスでガチガチに固まった頭皮や首まわりを優しく緩めることで、脳の緊張をオフにし、質の高い深い眠りへと導きます。
- 足のリフレクソロジー 足裏にある全身の反射区を刺激することで、血行を促進し、冷え切ってしまった体と心をじんわりと内側から温めていきます。
これまでの私の経験と技術のすべてを使って、今、息苦しさを感じているあなたの力になりたい、心からの笑顔を取り戻すお手伝いをしたいと思っています。
まずは、ゆっくりとお白湯でも飲んで、深呼吸をしてみてくださいね。 あなたのタイミングで、いつでもお待ちしております。
